止まれる、がすべての原点。

昨日はブレーキ講習でした。止まるために練習する、といってもやるべき順番や細かな内容の確認は非常に重要です。

ABSのないバイクで受講されたMさんは、リヤブレーキのロックが苦手でした。でも、きちんとやっている内にできるようになりました。ロックはダメなどという前に、現実の交通では思わずガッツリと前ブレーキや後ブレーキを使ってしまうものですよね。ロックに持ち込める人がロック直前までの効力が引き出せるし、ロックした時にも解除して安定性が確保できるという当たり前のことをわかってから練習したいのです。

講習後に、講習効果を実感したコメントを戴きました。その時の私からの返答を参考までにここに掲載します。
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滑ることに対してリラックスができると、いろいろなことが正確にできるようになります。リヤブレーキのロックがイケナイとか、良いという問題ではなく、ましてクラッチを切る・切らないという問題でもなく、何でもできれば、あとは自己防衛本能が自動的に働きます。できないことが多いと、自己防衛本能は働きようがないとも言えますね。

ドキドキしないでやれることを、いかに多岐にわたって正確にできるか。これが現実の交通で役に立つポイントになります。講習最後にやった確認走行も実際にやっておくべき。頭でわかっていても、現実は想像以上に厳しいですからね。

スマホを見ながら信号無視で突然横断してくる歩行者もいますから。ブレーキのための練習ではなく、事故を起こさない、巻き込まれないための練習のひとつとして、このようなやるべきこと、練習に際しての合理的なレッスン方法がある訳です。

簡単なはずの作業も実はちゃんとできない。できると思い込んでいる、あるいは確認をとらないままで走り続けている例が多いですからね。上手くなった方が良いけれど上手くならないでも、安全性は上げられる。そこを加味しての講習内容としています。そのためのひとつとして、今回の講習をやりました。そして、機種や受講生1人ひとりに合ったアドバイスがやはり欠かせないと思っています。

このバイクは「リヤブレーキがロックしないんです」とか、「このバイクはリヤが効くけど、フロントは効かないから使わない」と思い込んでいる人、そのように言われて信じている人が多い。そのほとんどは自分で確認できないまま乗っているだけ、の例が多いです。凄いのになると「僕は飛ばさないからブレーキ練習は必要ない」という方までいます。

ブレーキとUターンはとりわけ実際の交通に役立つ重要要素がたくさん詰まっています。止まるためのブレーキではなく、生き残るため、より楽しむためのブレーキ練習でありたいですね。KRSの基本スタンスはここにあります。

PS:ブレーキの写真は以前のものをあえてここに掲載します。kashiwa-frontlockefbc92

Filed under: ひとりごと… — Hideki Kashiwa 12:40 PM

悩みごとなど、聞いていませんか?

個人的な面識はないが、知人のバイク仲間Aさんが事故で亡くなったという。Aさん場合は、この写真(スペインのバイク雑誌「solomoto」の記事より転載)のよう形ではなく、ガードレールを支えるポールに体が激突して即死したらしい。単独事故の場合は大別すると、ライダー自身の問題(運転スキル)と、道路およびガードレール形状や構造の問題、あるいは人とモノの両方の組み合わせが考えられる。

ガードレールによって救われる命がある。多くのクルマならそうかもしれない。一方で、バイクは転倒するとライダーもろとも路上を滑ってガードレールの下に潜り込んで止まる。あるいはガードレールをくぐって崖下に落ちることもある。そして、ガードレールを支えるポールに激突して命を落とす例もある。昔からそうだったし、これから先もそうだ。ガードレールの安全性が改善されない限り、こんな死亡事故は続くだろう。

こうならないためにはカーブでスリップダウンしないことなのだが、スキルを磨きつつ、用心深く走るしかない。運転に「絶対」はないけれど、安全性は大きく確保できる。リスクダウンのためには合理的な練習をコツコツと積み重ねることがイチバン大切。飛ばしてこそ上手くなる、頑張ってこそ上手くなるという幻想を捨てて、少しでも早く、正しい練習方法とセルフチェック能力を高めることだ。とりわけブレーキ能力は重要。すべての速度の適・不適を決める決定的判断要素であるからだ。ブレーキが上手くないなら、早め早めのブレーキ準備。作業前倒し(FL:フロント・ローディング)の習慣化を常に意識していきたい。それだけで間違いなく安全性は大幅にアップする。上手い人でもFLがイチバン大切というのも真実。

ちなみにAさんの事故について、友人は保険会社から、こんなことを質問されたという。
「最近、Aさんは悩みごとがある、などと聞いていませんか?」

仲間と一緒に走っている時に自殺ですか?
そんなことを考えるより、保険会社は事故が起きにくくなる教育と道路やガードレールの改善充実にコストを掛ける方が収益性が上がる、という仮説を立てれば、それもあながち外れとは言えないでしょうね。もしも「虫歯になった時の保険」というのがあるなら、保険会社は必死に虫歯にならないための教育を充実させるでしょうね。それと同じ。e382ace383bce38389e383ace383bce383ab

Filed under: ひとりごと… — Hideki Kashiwa 12:36 AM

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

KRSの2015年度も、オートバイを始める人、戻ってきた人、乗っているけれど自信が持てない人など、いろいろな方を、安全に楽しく乗れるように適確なアドバイスをしていく、というスタンスは変わりません。

速さよりも、いつまでも安全に楽しく走り続けられる「上手さ」を提案するという軸はブレることなく、日々細かに改善を重ねて、より密度の高い内容を「楽しく持って帰っていただく」ことを目指します。

走る場所は教習所やサーキットなどのクローズドコースはもちろん、峠道や高速走行を含めた一般的なツーリングでのさまざまなノウハウ吸収も非常に重要です。林道や「朝霧高原イーハトーブの森」などのオフロード講習も含めて、日常のオートバイライフにすぐに役立つことを最優先します。

受講生1人ひとりとのコミュニケーションを大切にしながら、「Smile  On!」をキープして前進して参ります。

KRSをこれからも、どうかよろしくお願いします。

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Filed under: ひとりごと… — Hideki Kashiwa 1:02 PM
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