立ち居・振る舞いの先へ

ライテクのロジックの行き着く先って、結局、スマートってことかなと思う。若さにはいろいろな面でかなわないけれど、年齢を重ねていくひとりの人間として、ひとつの持つべき意識ややり甲斐として、立ち居振る舞いがあるのかもしれない。

バイクに乗るのだから、そこにひとつ「走」を入れて、立ち居・走・振る舞いとしてみたい。安全で楽しい乗り方にひとつに、このテーマをトッピングしていこう。

そんな風に思う日曜日の午前。

Filed under: ひとりごと… — Hideki Kashiwa 10:42 AM

KRS受講はヒザ等のプロテクター装備が前提です。

プロテクターの話です。転倒や事故の時に何かとダメージを低減してくれるプロテクターは非常に重要です。誰でもバイクに乗る以上、知識としてはわかっているけれど、それでも「ま、いいか」などと装着をサボりやすいものでもありますね。

取り付けるとカッコ悪いとか、面倒とか。でも、怪我をする方がその1000000倍カッコ悪いし、本当に痛いし、傷が残ると心の傷までずっとチクチクするかもしれないし。

怪我をしてから後悔するよりも、「着けていて良かった♬」と思えることの方が圧倒的に多いのに・・・・。しかも、これからの季節は寒いから、防寒装備のひとつにもなるわけで・・。

ある時、行きつけのバイクショップに入って、ジーンズの上にセットしていたヒザのプロテクターを外していたら「凄いやる気ですね」とショップに来ていたお客様に言われてキョトンとしたことがあります。私が説明し始めたら止まらないので、ニコッと笑うだけにしておきましたけど。

私にとって、やる気も何もいつものようにプロテクター装備は常識だけど、人によっては「頑張って走る時にセットするもの」と非日常装備と思っているのかもしれない。事故なんて、いつどのように起きるかわからないのに、ね。

さて、プロテクターは3つのタイプに分類できます。便宜上、1型、2型、3型と書きます。
1型)ウエアの外からセットするタイプ。
2型)プロテクターがウエアにセットされたタイプ。
3型)身体にダイレクトにセットするタイプ。

今回ご紹介したいのは浜松に本社を持つ「デイトナ」がプロデュースしている3型のインナープロテクターです。これは体にダイレクトにセットしてからライディングウエアを着るという手順となります。つまり、誰かの前で着けたり外したりの手間がかからないタイプともいえます。

3)の最大のメリットは、衝撃を受けた時にもっともズレにくいことです。ウエアにセットされたタイプやウエアの外にセットしたタイプでは転倒衝突時にズレてしまう可能性が高いのですが、3)型ではズレる可能性が低い。つまり、プロテクション本来の仕事をしてくれるということです。およそ転倒というのは最初の衝撃吸収も大事ですが、二転三転以上してから停止するのが普通。その時にプロテクターがズレてしまうのです。

ただし、ずっとセットしていると窮屈に感じることもあります。私の場合、このヒザ用プロテクターを使う場合、ヒザ回りが少し緩やかなジーンズやライディング専用パンツを選びます。

1)も2)もそれぞれにメリットとデメリットがありますが、そこから先は自分の判断となります。

死亡事故の筆頭は頭部の中でも側頭部の衝撃(だからアライヘルメットなどのちゃんとしたモノを使うべき。オワン型など耳が出ているタイプの利用は避けたい)、その次に胸部。特に心肺蘇生をする時の、人の急所にあたる胸のど真ん中をカバーする胸部プロテクターが安全なヘルメットの次に重要です。脊椎プロテクターも重要ですが、まずは日常でいつも使いたいのがヒザとヒジのプロテクターでもあるわけです(どの順序が正しいのか、などという突っ込みはやめてね:どれも重要ですから)。

ブーツもプロテクターのひとつ。スニーカーのようなタイプはやめて、もしも転倒時にバイクにはさまれてもきちんとガードしてくれるソール、足先、カカトの強度を保ったものにしたいですね。

プロテクターの素材も重要です。樹脂製の硬いもの(時に強烈にメリットを感じることもありますが反面、経年変化で硬化すると割れやすく、時に危険になるものもあります)や、弾力性があるもの(これもいろいろあります)、フェルトのような化繊で作られたものなど実にさまざまで、一長一短があります。

このプロテクターは少し硬めですが、弾力性があり、体温で自然に体型に馴染む感じです。人によって使用感は異なりますが、ジーンズの中に装着しても、「着けている感」が少ない点も大きな魅力です。
プロテクターを固定する方法としてベルクロを使った2本や3本の伸縮ベルトでの固定と、このように広い面積の伸縮素材で固定する方法があります。これはベルトによる圧迫感が少ない好みのタイプです。

プロテクターはどれが良いか。物理的に白黒つけられるかもしれませんが、好みの要素が多分に入ってきます。私はさまざまな形状、素材のプロテクターを、ウエア毎に使い分けています。

大型排気量のバイクだけではなく、50ccでも、どんな使用目的でも、プロテクターは「安全運転意識」を支える憲法のようなもの。

バイクライフは高性能・高額バイクを手に入れることだけではないはず。まして飛ばすためではなく、人生を彩豊かにするためにあります。被害者にも加害者にもならずに生き延びる&もっと楽しむためのライテクと、装備と整備もセットにした「高性能なプロテクション」があってこそ、「本当に創造的なアクティブセーフティによる素敵なバイクライフが始まる」だと思います。e38397e383ade38386e382afe382bf

Filed under: ひとりごと… — Hideki Kashiwa 1:13 PM

日本橋三越屋上でのレッスンで思ったこと。

11月19日水曜日に「はじまりのカフェ」(正式にはhajimarino cafe)と称したカルチャースクールの一環として、中高年向けのオートバイスクールを開催しました。会場は日本橋三越本店の屋上と7階催し場。

屋上はその昔、日本全国で見られたようにここも遊園地だったらしいのですが、今回はオートバイを始めようとする大人のための遊園地になった、とも言えます。といっても屋上はタイル張りなので滑ります。いい加減な運転ではツルリンコ。なので、徹底して転ばないための丁寧な運転方法を伝授しました。リターンの方も、初心者もまずはここで発進と停止に欠かせないデリカシーを習得していただきたいぐらい重要なこと。ここで操作の本質を理解してから、普通のアスファルトやコンクリートの路面に入る方が良いのでは、とさえ思いました。

この「滑る」場所だけではなく、すべての道という道、道なき道も含めて、言えること。乱暴な運転などしていない、と思っている方を含めて、継続的に、あるいは定期的に、ちゃんとしたレッスンプロから習っていただきたいのです。飛ばすためのテクニック以前に、飛ばさなくても実は危険な運転になっていることに気が付いて修正できる大事な機会になるのです。常に危機意識を持っていただきながら、いつもリラックスして走りたいのです。それは簡単でもあり、とても難しくもあります。極めれば世界トップクラスのクオリティに近づくことは可能です。異なるのは「速さ」だけ。質という意味、本質では劣らないのです。

オートバイライディングの本質は、速度ではなく、ライディング密度なのだ、ということに気が付いていただければと思っています。

話は変わりますが、初日に受けていただいた女性ライダーは初対面でしたが、驚いたことに30数年前の私の友人の奥様でした。彼とはずっと音信不通だったけれど、柏さんによろしく、との伝言を戴きました。

オートバイを通して知り合うことができて、長い年月が過ぎて、こうして挨拶ができる。些細なことかもしれませんが、私にはすごく大きな喜びでした。

Filed under: ひとりごと… — Hideki Kashiwa 10:50 AM
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