バイクは倍苦じゃない。BYE苦だよ。

自動二輪に乗ると脳が活性化するっていう研究結果発表会(あれは3月4日だったか)に行ったあと、いろんな方から「やっぱり、そうなんですね!」という喜びというか我が意を得たりというか、ともあれいずれも自動二輪をこよなく愛する方々が異口同音にワクワクした雰囲気で連絡をよこしてくれた。みんな以前から直感的に感じていたことなんだろうけれど、科学的に証明されるとバイクライダーの一人としてなんだか嬉しい。

正確に言うと「二輪車乗車により、脳(前頭前野)が活性化するか?」というテーマに対して、東北大加齢医学研究所・川島隆太研究室が出した結論。08年6月から約5ヶ月にわたる被験者延べ40名以上を動員しての研究だった。データでとりわけ興味深いのは、自動二輪に乗り慣れるほど言語的な情報処理を積極的に行うようになるだけでなく、集中力がより高まるという。実験前では、普段からバイクに慣れていると脳は活性化しないのではないかと教授は予測していたのだが、実は蓋を開けたら逆だったというのだ。医学的には左半球背外側前頭前野ってところが機能するらしい。(3月17日一部削除)

結語として「自動二輪を使うと、さまざまな認知機能(特に前頭前野機能)が向上する。メンタルヘルスに関するアンケートでも、自動二輪を生活の中で使った介入群のみ、さまざまなストレスが軽減し、良い状態に変移していた。自動二輪を生活の中で使うことで、脳と心の健康にポジティブな影響を与えると考えられる」であった。

発表後の質疑応答の時間では数多くの質問が寄せられたのだが、最後に「では、オートマチック式のバイクは?転倒しないバイクがもしもあるとしたら?」という質問を僕がしてみた。

バイクに乗る人なら、もうそれ以上言う必要はないだろう。ともあれ、楽しいはずのバイクやバイクを取り巻くあれこれを小難しく考える必要はない。バイクは辛く苦しくなるための道具じゃない。むしろ苦しいことやつまんないことを忘れさせてくれるもの。くよくよ生きないための優れた相棒ですよ。バイクのこともバイク以外のこともすべて、なるようになる。ケセラセラさ。

バイクで出かけて美しい景色を愛で、美味しいものをいただき、楽しい仲間と笑顔で素敵な時間を過ごせば、脳も体もグングン元気になる。それだけは確かだ。

笑顔で風を切り、バランスとパワーの醍醐味をストレートに味わう。バイクはたったそれだけで十分に存在する意味がある。

教授はこんなことも言っていたと思う。「アンチエイジングなんてのは酷い言葉だ。まるで年を取ることが悪いように響くネガティブな概念。むしろ高齢期を知的に成熟する人生の発展期として積極的に受容するという意味でスマートエイジングという言葉こそが適切ではないか」と。

元気な高齢ライダーが、これからもっともっと街やワインディングをバイクでスマートに跋扈する時代が来るかも。ちなみに私は55歳。50歳が人生の始まりと考えると小学校に入れるのは来年か。まだまだ、ひよっこライダーである。んっ、50歳以下? はい、まだ卵かも。

Filed under: ひとりごと… — Hideki Kashiwa 2:15 AM
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